我が家の私立中学に通う子どもの昼食は、家から持参する弁当、小学生は給食。
それが夏休み等の長期休みになると逆転し、中学生は部活があり午前or午後なので、弁当はいらない。
逆に、小学生の放課後児童クラブ(学童)になると弁当が必要。
つまり我が家においては、ほぼ一年中弁当作りから解放されない日々が続いている。
学童での弁当対応ができない自治体では、「アレルギーに対応できない」「人手が足りない」
「食中毒の危険」などと、できない理由を全面に出す。
父母会などが率先して、値頃な弁当をまとめて手配する場合もあるが、働くために学童にお世話になっているのだから、
手配や支払いに関することに時間を極力かけたくないのが本音であるはず。
家庭においては、夏の猛暑に家から弁当を持参することに心配との一定の声もある。食材の傷みも心配だし、
出来たての温かい弁当にすぐに蓋をすると、食材の傷みが早く食中毒の危険も伴う。弁当を作っても、
冷めるまで蓋を閉められない、つまり朝の時間がない時に、余計に時間が必要となるのである。
もちろん、弁当を介した子どもとのコミュネケーションの種でもあるし、悩みの種でもある。
弁当に加えて、学童の開所時間の問題も通勤する親にとっては壁となりうる。
共働きの我が家では、家事分担により、弁当作りは父親(私)の役目。
もちろん、弁当のおかずを毎日全部手作りにする余裕はない。
東京23区では、約半数の自治体で希望する児童に昼食が提供される。
港区では、区が契約した弁当配送業者に対して、スマートフォンやパソコンから注文及びオンライン決済を行うことで、
希望した利用日に弁当が学童クラブ等へ配送されるという取り組みもある。港区は、保護者が弁当配送業者から購入した
お弁当が1つから施設に届くよう、配送費の一部を負担している。
なんて便利なんだろうと思う。出張帰りで夜遅い翌日や、夜の宴席翌日など、利用したいときに利用できるのは、
ありがたいシステムだ。
東京の八王子市では、給食用に小学校の調理室で調理した昼食を1食250円で提供する取り組みが行われているし、
三鷹市では、令和5年から市内すべての公設学童保育で弁当が提供されるそうである。
きっと、栄養にも配慮した身体に良い食事ではなだろうか。
住んでいる地域で対応は様々になるが、学校が長期休みになるたびにこうした声があがることを考えると、
道路1本隔てた隣の市区町村と対応が違うということではなく、横並びの対応であるべきではないかと思う。