(写真:全トヨタ労連会長を退任された佐々木前会長と)



私の出身でもある自動車総連連の皆さんには、日頃から多大なご支援をいただいております。組合活動において、職場の皆さんに政治や政策制度の取り組みを分かってもらうのは、大変だと感じる組合役員の皆さんも多いと思います。では、何故、労働組合として、職場の組合員を巻き込みながら、大変な苦労を伴う政治や政策制度の取り組みを推進し、組織内議員を政治の舞台に送り出しているのでしょうか?  よく言われるのは、政治活動や選挙の取り組みは、組織強化活動だという考え方です。大変な取り組みだからこそ、組合役員と組合員の信頼関係や強い絆が出来ていないと成果につながらない。まさに、組合員一人ひとりと丁寧かつ粘り強く向き合わなければならないからこそ、組合の組織強化につながる。この考え方は、正しいと思います。でも、それだけではなく、もっと重要な期待値がある。それは、企業労使では解決出来ない課題、例えば、自動車に関する税金の見直し、医療・介護や年金、子育て支援といった社会保障制度の見直しや労使負担のあり方、労働基準法改正等に関連した働き方改革等々、山積する政策課題に労働組合としてしっかり関わっていきたい。そのような考え・思いが、汗をかく活動だけど仲間の議員を政治に送り出していこうというエネルギーに繋がっているはずです。 組合執行部や職場の皆さんの大変な努力と支援によって、我々組織内議員は支えられています。民進党も9月に新執行部が発足しました。新体制の中で、組織内議員の一人として、組合や組合員の負託に応え、その役割を果たせているのか、政策実現に向けて職場や組織の声を国政に届けられているのか、常に自問自答するとともに、政局ではなく、政策本位で議論できる環境を作っていかなければなりません。その使命・責任が、組織内議員にはあると思います。こうした思いを持って、これからも全力で取り組んで参ります。今後とも、変わらぬご支援とご指導を宜しくお願い致します。